バナナとは、熱帯アジア原産のばしょう科の多年生植物です。
バナナの果実に種子はなく、果肉にでんぷんや様々な栄養素を含んでおり口当たりが柔らかく甘いのが特徴です。
2006年頃から日本で「朝バナナダイエット」が流行し一時品薄状態になったバナナ、ここではバナナのカロリーや糖質量、ダイエット効果について紹介していきたいと思います。
◆目次◆
- バナナのカロリーは意外と低い?
- バナナがダイエットに効果的な理由
- バナナの癒し効果:バナナには幸せホルモンの分泌を促す効果がある
- ダイエット中のバナナの食べすぎには要注意
- ダイエット効果を高めるバナナの食べ方
- バナナはダイエットに効果的
バナナのカロリーは意外と低い?
バナナのカロリーは、大体100g当たり86キロカロリーととても低カロリーとなっています。
栄養バランスに優れたバナナは意外と低カロリーで、果肉の糖質はエネルギーに変わりやすく、糖質の吸収が緩やかなので、疲れている時や朝にバナナを食べると頭がスッキリする効果があるようです。
バナナ100g当たりの栄養素
エネルギー | 86kcal | カリウム | 360mg |
タンパク質 | 1.1g | カルシウム | 6mg |
脂質 | 0.2g | マグネシウム | 32mg |
炭水化物 | 22.5g | リン | 27mg |
ビタミンA | 5μg | 鉄 | 0.3mg |
ビタミンE | 0.5mg | 亜鉛 | 0.2mg |
ビタミンB1 | 0.05mg | 銅 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.04mg | マンガン | .26mg |
ナイアシン | 0.7mg | セレン | 1μg |
ビタミンB6 | 0.38mg | モリブデン | 7μg |
葉酸 | 26μg | ビタミンC | 16mg |
パテント酸 | 0.44mg | ビオチン | 1.4μg |
バナナの糖質量はどのくらい?
バナナの糖質量は21gと高糖質です。
しかしバナナの糖質には、ブドウ糖、果糖、ショ糖など色々な糖質を含んでいます。特にバナナに含まれるブドウ糖は脳のエネルギー源となり、疲れている時や朝にバナナを食べると頭がスッキリする効果があるようです。
またバナナに含まれる果糖には、血糖値を上げにくく緩やかに体内に吸収される効果があるので、太りにくい身体をつくる果物としてとても効果的です。
バナナがダイエットに効果的な理由
バナナは食物繊維を多く含んでいます。この食物繊維によって体に蓄積された老廃物や毒素を排出することができ、便秘解消にも効果が見込まれます。
便秘になると腸内に悪玉菌が増殖してしまい、むくみや血行不良の原因となってしまいます。また便秘は体の代謝機能にも密接な関係があり、便秘によって腸機能が低下してしまうと肝臓に負担がかかり、代謝機能も大幅に落ちてしまいます。
私たちの身体は代謝によって糖や脂肪をエネルギーに変換しているため、代謝機能が低下すると痩せにくい体になってしまうのです。
つまり、便秘を解消して腸内環境を保ち代謝を活発にすることがダイエットをする上で重要なポイントになるのです。
バナナがダイエットに効果的な理由:むくみが解消できる
私たちの身体には体内に余計な塩分があるとそれを薄めようとして水分を溜め込む性質があります。この溜め込まれた水分が体のめぐりを悪くさせ、代謝の低下やむくみを引き起こす原因となっています。
バナナには「カリウム」が多く含まれています。このカリウムには塩分の排出を促す効果があり、意識的に「カリウム」の含まれた食品を摂ることによって、塩分をスムーズに排出することができます。
バナナがダイエットに効果的な理由:バナナには脂肪燃焼効果がある
バナナには「ペクチン」という成分が含まれています。このペクチンには、コレステロールの吸収を防ぎコレステロール値を下げる作用や、炭水化物と糖分を分解する酵素の活動を緩やかにするため、炭水化物と糖分の吸収を遅くし血糖値を下げる効果があります。
また「ペクチン」には脂肪を燃焼させる効果や、血糖値を安定させる効果があるため、ペクチンの含まれるバナナなどを食べると腹持ちが良くなり食欲を抑える効果があるためダイエット効果が見込まれます。
バナナの癒し効果:バナナには幸せホルモンの分泌を促す効果がある
バナナには幸せホルモンと呼ばれるセロトニンとその材料となる必須アミノ酸のトリプトファン、その生成を助けるビタミンB6が豊富に含まれています。
このセロトニンが増えることにより、心の安定を保ったり、リラックス効果があります。
ダイエット中のバナナの食べすぎには要注意
ダイエットにも美容面にも効果的なバナナですが、食べ過ぎると「高カリウム血症」になってしまうかもしれません。
高カリウム血症とは、しびれ感や知覚過敏、脱力感などの筋肉・神経症状で、場合によっては不整脈を伴うこともある病気です。バナナには1本当たり大体400mgものカリウムが含まれています。バナナを一日に多く食べ過ぎてしまうとと高カリウム血症になる可能性もあります。そのため食べる本数は一日2本程度に抑えるようにしましょう。
ダイエット効果を高めるバナナの食べ方
ここからはダイエット効果を高めるバナナの食べ方について紹介したいと思います。
バナナとヨーグルトを一緒に摂取する
バナナの食物繊維とオリゴ糖は、善玉菌を増やす働きがあり、ヨーグルトには悪玉菌を取り除く効果があります。このバナナとヨーグルトの相乗効果により、高い整腸作用期待できますのでぜひ試してみて下さい。
バナナは間食に食べる
バナナは腹持ちがいい為、間食に食べるのも効果的です。
食事と食事との間に時間が空くと次に食べたとき血糖値が上がりやすくインスリンの効果で脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。
バナナを間食に挟むことで脂肪を溜め込むのを抑えることができます。バナナは間食に食べるようにしましょう。
バナナはダイエットに効果的
今回はバナナのカロリーやダイエット効果について紹介しました。
バナナを食べる際には、「間食として食べる」「ヨーグルトとともに食べる」などダイエットに効果的な食べ方を実践して食べるようにしましょう。