キムチとは、白菜などの野菜と塩、唐辛子、魚介塩辛などを主に使用した漬物で、もともとは朝鮮半島の厳寒期に備えた保存食で、野菜を塩漬けにしたのが始まりのようです。
発酵食品であるキムチには、腸内環境を整える乳酸菌や食物繊維、ビタミンが豊富に含まれており、アメリカ合衆国の健康専門月刊誌「ヘルス」による世界の5大健康食品に選出されるなど、健康面にもとても有効な食品として多くの国に認知されています。
ここでは、キムチがダイエットに効果的である理由について紹介したいと思います。
◆目次◆
キムチのカロリーはどのくらい?
キムチのカロリーは100g当たり46kcalと低カロリーとなっています。
キムチにはタンパク質と炭水化物が多く、脂質の少ないキムチは日本でも人気の発酵食品です。
他にもキムチには乳酸菌や食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果があります。腸内環境が整うと免疫力が上がり美肌効果も期待できるのでとてもおススメです。
キムチ100g当たり成分表
エネルギー | 46kcal | パントテン酸 | 0.43mg |
脂質 | 0.3g | ビタミンC | 24mg |
タンパク質 | 2.8g | ナトリウム | 870mg |
炭水化物 | 7.9g | カリウム | 340mg |
ビタミンA | 18μg | カルシウム | 48mg |
ビタミンE | 0.5mg | マグネシウム | 17mg |
ビタミンK | 0.14mg | リン | 55mg |
ビタミンB1 | 0.8mg | 鉄 | 0.6mg |
ビタミンB2 | 0.21mg | 亜鉛 | 0.3mg |
ナイアシン | 0.8mg | 銅 | 0.6mg |
ビタミンB6 | 0.21mg | マンガン | 0.17mg |
葉酸 | 45μg | 食物繊維 | 2.7g |
発酵食品であるキムチは効果的に栄養素の消化・吸収をすることができ、上記の成分表にあるように脂質を燃焼させる「ビタミンB1」、脂肪を分解させる「ビタミンB2」のほか、基礎代謝を上げ体内の脂肪や糖分の燃焼を助ける効果のある「カプサイシン」も含まれています。
キムチの驚くべき効果!カプサイシンがすごい!
キムチの主な副食材である唐辛子には胃液の分泌や基礎代謝を上げ体内の脂肪や糖分の燃焼を助ける効果のある「カプサイシン」が多く含まれています。
この「カプサイシン」が脳や脊髄等の中枢神経を刺激し、副腎皮質に伝わることでアドレナリンの分泌を促します。すると脂肪分解酵素のリパーゼが分泌され脂肪や糖分の 燃焼を助けてくれます。さらに「カプサイシン」には疲労回復効果も期待できるそうです。
またキムチには老化を抑制する効果のある「ビタミンA」や「ビタミンC」、脂質を燃焼させる「ビタミンB1」、脂肪を分解させる「ビタミンB2」のほか整腸作用のある「ラクトバチルス」という植物性乳酸菌を含んでいます。
キムチがダイエットにいい理由:キムチに納豆、オリーブオイルの相乗効果で腸内環境が整う
キムチには代謝を上げ、脂肪を分解する効果のある「カプサイシン」が多く含まれています。また整腸作用のある植物性乳酸菌を多く含んでおり、単体でキムチを食べてもダイエットに効果的ですが、キムチの栄養素を効果的に摂取するには「キムチ」に「納豆」の組み合わせがベストです。
納豆には食物繊維が豊富に含まれており腸内環境を整える効果があります。納豆に含まれるオリゴ糖をキムチに含まれる乳酸菌がエサにすることで腸内の善玉菌を増やす効果があり、納豆単体で食べるよりもより腸内環境を整える効果が期待できます。
またオリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれており、オレイン酸が含まれているオリーブオイルは小腸で吸収されにくく、腸管内の滑りを良くしてくれます。
またオリーブオイルには大腸を刺激して排せつを促す効果もあるそうです。
便秘になると腸内に悪玉菌が増殖してしまい、むくみや血行不良の原因となってしまいます。また便秘は体の代謝機能にも密接な関係があり、便秘によって腸機能が低下してしまうと肝臓に負担がかかり、代謝機能も大幅に落ちてしまいます。
私たちの身体は代謝によって糖や脂肪をエネルギーに変換しているため、代謝機能が低下すると痩せにくい体になってしまうのです。
つまり、便秘を解消して腸内環境を保ち代謝を活発にすることがダイエットをする上で重要なポイントになるのです。
納豆とキムチ、オリーブオイルを掛け合わせることで納豆に含まれる「食物繊維」とオリーブオイルの「オレイン酸」、キムチに含まれる「乳酸菌」が腸内環境を整え、オリーブオイルに含まれる「ビタミンE」が自律神経をも整えてくれます。ぜひこの組み合わせを試してみて下さい。
キムチがダイエットにいい理由:キムチのカプサイシンには脂肪分解効果がある
キムチの主な副食材である唐辛子には胃液の分泌や基礎代謝を上げ体内の脂肪や糖分の燃焼を助ける効果のある「カプサイシン」が多く含まれています。
この「カプサイシン」が脳や脊髄等の中枢神経を刺激し、副腎皮質に伝わることでアドレナリンの分泌を促します。すると脂肪分解酵素のリパーゼが分泌され脂肪や糖分の 燃焼を助けてくれます。さらに「カプサイシン」には疲労回復効果も期待できるそうです。
ここで注意が必要なのがキムチに含まれる「カプサイシン」を摂っただけではダイエットに効果的ではない点です。
もちろん「カプサイシン」には脂肪や糖分の燃焼を助ける効果がありますが、あくまで「燃焼を助けるだけ」です。売店で売っているトクホ「特茶」とほぼ同じ効果だと思って下さい。
キムチを食べて効果的に痩せたい場合、有酸素運動を生活に取り入れることをおススメします。これは有酸素運動を取り入れることで脂肪の燃焼を効果的に高めることができるためです。
キムチを食べる際の注意点!
キムチには100g当たり7gの糖質が含まれています。そのため糖質制限中の場合、食べすぎには注意が必要です。
他にも 病院から処方される薬の中には、キムチに含まれる成分(例えばビタミンK)が薬の効果を損なうものもあるようです。
キムチ好きの方は食べる前に一度お医者さんに確認したほうがいいかもしれません。
またキムチに係わらず、食べすぎは栄養の偏りを招きます。食べる際はほどほどにしておきましょう。
キムチはダイエットに効果的
今回はキムチのカロリーやダイエット効果について紹介しました。
キムチは納豆、オリーブオイルとを掛け合わせることによって「オレイン酸」と「食物繊維」、「乳酸菌」の相乗効果が期待できます。
オリーブオイルはイタリアでは子供の便秘対策に使われるほど腸内環境を整える効果があります。また不飽和脂肪酸を置く含み、食物繊維が豊富な食材と摂取することで美容やダイエット、アンチエイジングにとても効果的な食材です。
キムチは低カロリーで食物繊維を多く含む食材です。
食生活にキムチを加え、効果的なダイエットライフをおくりましょう!