バナナチップスのカロリーは100g当たり540キロカロリーと、バナナ1本当たりのカロリー86キロカロリーと比べて高カロリーで、ダイエットには不向きと思われがちですが、食べ方次第ではダイエットフードに様変わりします。
バナナチップスとは、生のバナナを油で揚げたお菓子のことで、油で揚げることによってサクサクとした食感とほんのりとしたバナナの甘さを引出しだした一品です。
よくドライバナナと混同されますが、バナナチップスとは食感もカロリーも違うため別の食べ物と認識した方がいいかもしれません。
ここでは、バナナチップスのカロリーや糖質量、ダイエット効果について紹介していきたいと思います。
◆目次◆
バナナチップスのカロリーはどのくらい?
バナナチップスのカロリーは作り方にもよりますが、大体100g当たり540キロカロリーととても高カロリーとなっています。
生のバナナのカロリーが86キロカロリー(100g)、乾燥バナナのカロリーが299キロカロリー(100g)と比較してみてもバナナチップスのカロリーの高さがうかがえます。
なぜバナナチップスのカロリーは高いのでしょうか?これはバナナを揚げることで水分が抜け、抜けた水分の量だけ油がバナナに凝縮されるためカロリーが高くなってしまうのです。
しかし、濃縮された分栄養価も凝縮されているため、食生活に取り入れることでダイエットに役立たせることができます。
バナナチップスの糖質量はどのくらい?
バナナチップスの糖質量は100g当たり60gと高糖質となっています。生のバナナの糖質量が21g、乾燥バナナの糖質量が71gなのでバナナチップスはカロリーだけではなく高糖質であることがうかがえます。
ダイエット中バナナチップスを食べる場合、食べ過ぎてしまうとあっという間に太ってしまうなんてことにもなりかねません。
バナナチップスを食べて痩せられる理由:食物繊維が便秘を解消してくれる
バナナは食物繊維を多く含んでいます。この食物繊維は揚げたからといってなくなることはなく、この食物繊維によって体に蓄積された老廃物や毒素を排出することができ、便秘解消にも効果が見込まれます。
便秘になると腸内に悪玉菌が増殖してしまい、むくみや血行不良の原因となってしまいます。また便秘は体の代謝機能にも密接な関係があり、便秘によって腸機能が低下してしまうと肝臓に負担がかかり、代謝機能も大幅に落ちてしまいます。
私たちの身体は代謝によって糖や脂肪をエネルギーに変換しているため、代謝機能が低下すると痩せにくい体になってしまうのです。
つまり、便秘を解消して腸内環境を保ち代謝を活発にすることがダイエットをする上で重要なポイントになるのです。
バナナチップスを食べて痩せられる理由:むくみが解消できる
私たちの身体には体内に余計な塩分があるとそれを薄めようとして水分を溜め込む性質があります。この溜め込まれた水分が体のめぐりを悪くさせ、代謝の低下やむくみを引き起こす原因となっています。
バナナチップスには「カリウム」が多く含まれています。このカリウムには塩分の排出を促す効果があり、意識的に「カリウム」の含まれた食品を摂ることによって、塩分をスムーズに排出することができます。
つまり一見カロリーが多くダイエットに不向きと思われているバナナチップスですが、食べ方さえ間違わなければダイエットにとてもいい食品なのです。
バナナチップスを食べて痩せられる理由:バナナチップスに含まれるペクチンで血糖値の上昇を抑えれる
バナナチップスには「ペクチン」という成分が含まれています。このペクチンには、コレステロールの吸収を防ぎコレステロール値を下げる作用や、炭水化物と糖分を分解する酵素の活動を緩やかにするため、炭水化物と糖分の吸収を遅くし血糖値を下げる効果があります。
また「ペクチン」には脂肪を燃焼させる効果や、血糖値を安定させる効果があるため、ペクチンの含まれるバナナチップスなどを食べると腹持ちが良くなり食欲を抑える効果があるためダイエット効果が見込まれます。
ダイエット中のバナナチップスの食べすぎには要注意
ダイエットに効果的なバナナチップスですが、油分を置く含んでいるため食べ過ぎると当たり前のように太ってしまいます。
また便秘にいいはずのバナナチップスも摂りすぎると逆に便秘になってしまうという副作用があります。
便秘になると身体の老廃物や毒素を排出しにくくなり代謝が落ちてしまいますので食べすぎには気を付けるようにしましょう。
ダイエット効果を高めるバナナチップスの食べ方
ここからはダイエット効果を高めるバナナチップスの食べ方について紹介したいと思います。
高カロリーなバナナチップスですが食べ方さえ工夫すればダイエットにとても強い味方になってくれます。
バナナチップスは砂糖不使用のものを選ぶ
バナナチップスは油分が多く含まれています。ここに砂糖が加わると、まるで太るためにあるような食品が出来上がってしまいます。
砂糖不使用のバナナチップスでも、ほんのりとした甘さやサクサクの触感は変わりません。ダイエット中に食べるバナナチップスは砂糖不使用のものを選ぶようにしましょう。
バナナチップスは間食に食べる
バナナチップスは腹持ちがいい為、間食に食べるのも効果的です。
食事と食事との間に時間が空くと次に食べたとき血糖値が上がりやすくインスリンの効果で脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。
バナナチップスを間食に挟むことで脂肪を溜め込むのを抑えることができます。バナナチップスは間食に食べるようにしましょう。
ダイエットにはバナナチップス×ヨーグルトがおススメ
最近ドライフルーツ×ヨーグルトの組合わせがダイエットに効果的とされています。
バナナの効果については前項で説明したとおりです。バナナチップスにヨーグルトを組み合わせることで高い整腸作用が期待できますのでぜひ試してみてください。
バナナチップスはダイエットに効果的
今回はバナナチップスのカロリーやダイエット効果について紹介しました。
紹介の通り、バナナチップスは油で揚げているため高カロリーとなっています。しかし、バナナ由来のダイエット効果により食べ方次第ではダイエットにとても効果のある食材に早変わりします。
バナナチップスはその軽い食感や甘さからついつい食べ過ぎてしまいがちです。
ダイエット中にバナナチップスを食べる際には、「間食として食べる」「ヨーグルトとともに食べる」などダイエットに効果的な食べ方を実践して食べるようにしましょう。