マンゴーとは、ウルシ科マンゴー属の果実で、仏教では、聖なる樹とされ、ヒンドゥー教では万物を支配する神「プラジャーパティ」の化身とされている食材で、アップルマンゴーやキーツマンゴー、ペリカンマンゴーなどの品種があります。
最近では、夏のギフトの定番として宮城県産の完熟マンゴー「太陽のタマゴ」が売られているなど日本でもおなじみとなったマンゴーですが、マンゴーには美容に効果的なビタミンCやむくみを解消してくれるカロテン、脂肪燃焼効果のあるリジンというアミノ酸など栄養素が豊富に含まれています。
ここでは、糖質が高そうでダイエットには不向きと思われているマンゴーについて紹介したいと思います。
◆目次◆
マンゴーのカロリーはどのくらい?
マンゴーのカロリーは100g当たり64キロカロリーと意外とカロリーがありますが、マンゴーは「果実の女王」という別名があるほど栄養素を含んでいます。
特にビタミンAの含有量はフルーツの中でもトップクラスを誇り、青い果実にはビタミンCが多く、完熟するとβカロテンが増えるという特徴があります。
他にも、ビタミンB群、ビタミンC、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
またマンゴーには食物繊維やリジンなどが豊富に含まれているので、腸の働きを整え、ダイエットや美容効果も期待することができます。
マンゴー100g当たり成分表
エネルギー | 64kcal | 葉酸 | 84μg |
タンパク質 | 0.6g | パントテン酸 | 0.22mg |
脂質 | 0.1g | ビタミンC | 20mg |
炭水化物 | 16.9g | ナトリウム | 1mg |
配分 | 0.4g | カリウム | 170mg |
食物繊維 | 1.3g | カルシウム | 15mg |
カロテン | 610μg | マグネシウム | 12mg |
ビタミンE | 1.8mg | リン | 12mg |
ビタミンB1 | 0.04mg | 鉄 | 0.2mg |
ビタミンB2 | 0.06mg | ビタミンB6 | 0.13mg |
ナイアシン | 0.7mg | 水分 | 82g |
マンゴーの糖質は?
マンゴーには100g当たり15.6gの糖質が含まれています。
果物の100gあたりの平均糖質量は13.5g、全食品の平均糖質量は18.5gなので、マンゴーの糖質は果物の中でもやや高めの水準となっています。
そのため、糖質を気にされる方がマンゴーを食べる際には一食に半分程度のマンゴーを摂取すると糖質も抑えられていいかなと思います。
マンゴーの効能!ダイエットに効果的な理由
栄養素が豊富な果物の女王ことマンゴー!ここではマンゴーのダイエットに効果的な効能、美容に効果的な栄養素について紹介したいと思います。
食物繊維が便秘を解消してくれる
マンゴーには腸内環境を整えてくれる食物繊維を多く含んでおり、この食物繊維によって体に蓄積された老廃物や毒素を排出することができ、便秘解消にも効果が見込まれます。
便秘になると腸内に悪玉菌が増殖してしまい、むくみや血行不良の原因となってしまいます。また便秘は体の代謝機能にも密接な関係があり、便秘によって腸機能が低下してしまうと肝臓に負担がかかり、代謝機能も大幅に落ちてしまいます。
私たちの身体は代謝によって糖や脂肪をエネルギーに変換しているため、代謝機能が低下すると痩せにくい体になってしまうのです。
つまり、便秘を解消して腸内環境を保ち代謝を活発にすることがダイエットをする上で重要なポイントになるのです。
むくみが解消できる
私たちの身体には体内に余計な塩分があるとそれを薄めようとして水分を溜め込む性質があります。この溜め込まれた水分が体のめぐりを悪くさせ、代謝の低下やむくみを引き起こす原因となっています。
マンゴーには「カリウム」が多く含まれています。このカリウムには塩分の排出を促す効果があり、意識的に「カリウム」の含まれた食品を摂ることによって、塩分をスムーズに排出することができます。
新陳代謝が促進されダイエット効果が期待できる
マンゴーに含まれる「リジン」というアミノ酸には、脂肪燃焼効果のあるカルチニンを増やす作用があります。
カルチニンの摂取と運動を併用することで、高い脂肪燃焼効果を得ることができます。
美肌効果がある
マンゴーには、コラーゲンの生成を促すビタミンCや、皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンAなど美肌効果のある栄養素が多く含まれています。
特にビタミンAの含有量はフルーツの中でもトップクラスを誇り、青い果実にはビタミンCが多く、完熟するとβカロテンが増えるという特徴があります。
マンゴーの栄養を逃さない効果的な食べ方!
マンゴーはそのままでも栄養素を逃さず摂取することができますが、一番効率よく栄養素を摂取できるタイミングがあります。
それは朝食にマンゴーを食べることです。
ヨーロッパのことわざで「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」といわれるほど、フルーツは朝に食べるのが良いと言われています。
また、マンゴーにヨーグルトをプラスして摂取するのもおススメです。
ヨーグルトをマンゴーに加えることで、乳酸菌が善玉菌を増やし腸内環境を整える効果が期待できます。さらに、腸内環境が整うことで便秘解消や体脂肪解消にもつながり、美容にもおススメの痩せやすい身体作りをすることができます。
果実の女王マンゴーはダイエットに効果的
今回はマンゴーのダイエット効果について紹介しました。
マンゴーには美容に効果的なビタミンCやむくみを解消してくれるカロテン、脂肪燃焼効果のあるリジンというアミノ酸など栄養素が豊富に含まれています。
食生活にマンゴーを加え、効果的なダイエットライフをおくりましょう!