マンゴスチンとは、フクギ属の常緑高木になる果実で、果物の女王と称されています。
マンゴスチンの果肉はジューシーで口当たりが柔らかく、甘みと酸味が効いておりライチやロンガンに近い味で、栄養価も高く、脂肪を燃焼させてくれるビタミンB群や、むくみ解消やコレステロールを低下させるのに効果的なカリウムを多く含んでいます。
ここでは、あまりなじみのないマンゴスチンのダイエット、美容効果について紹介したいと思います。
◆目次◆
マンゴスチンのカロリーはどのくらい?
マンゴスチンのカロリーは100gあたり67キロカロリーと意外とカロリーがありますが、マンゴスチンには体内の余分な塩分を排出する効果のあるカリウムや善玉コレステロールを増やすパントテン酸、脂肪燃焼効果のあるビタミンB群などの栄養素を多く含んでいます。
またマンゴスチンは果物の女王と称されており、女王と呼ばれるだけあり、食物繊維や葉酸などが豊富に含まれているので、腸の働きを整え、ダイエットや美容効果も期待することができます。
マンゴスチン100g当たり成分表
エネルギー | 67kcal | 葉酸 | 20μg |
タンパク質 | 0.6g | パントテン酸 | 0.33mg |
脂質 | 0.2g | ビタミンC | 1.4mg |
炭水化物 | 17.5g | ナトリウム | 1mg |
灰分 | 0.2g | カリウム | 100mg |
食物繊維 | 1.4g | カルシウム | 6mg |
ビタミンE | 0.7mg | マグネシウム | 18mg |
ビタミンB1 | 0.11mg | リン | 12mg |
ビタミンB2 | 0.03mg | 鉄 | 0.1mg |
ナイアシン | 0.5mg | ビタミンB6 | 0.04mg |
マンゴスチンの味は?
マンゴスチンの果肉はジューシーで口当たりが柔らかく、甘みと酸味が効いておりライチやロンガンに近い味で、栄養価も高く、脂肪を燃焼させてくれるビタミンB群や、むくみ解消やコレステロールを低下させるのに効果的なカリウムを多く含んでいます。
マンゴスチンは基本的に消費期限の短い果物でとても傷みやすく、日本での流通量は少ない上、まだまだ値段の高い果物です。
日本では、生又は冷凍、シロップ漬けの缶詰で入手することができますが、生のマンゴスチンと冷凍・缶詰のマンゴスチンでは味に大きな違いがあります。(「生の桃」と「缶詰の桃」で味が違うようなかんじでしょうか)
マンゴスチンの糖質は?
マンゴスチンには100gあたり16.1gもの糖質が含まれています。果物の100gあたりの平均糖質量は13.5g、全食品の平均糖質量は18.5gなので、マンゴスチンの糖質は果物の中ではやや高めの糖質量となっています。
またマンゴスチンの皮にはアンチエイジング効果の期待されるポリフェノールが多く含まれています。皮の色は染料につかわれるほど強力で衣服に付くと取れないので食べる際には注意が必要です。実際に東南アジアの国ではマンゴスチンの持ち込みを禁止しているホテルもあるほどです。
マンゴスチンの効能!ダイエットに効果的な理由
マンゴスチンは栄養価も高く、脂肪を燃焼させてくれるビタミンB群や、むくみ解消やコレステロールを低下させるのに効果的なカリウムを多く含んでいます。
ここではマンゴスチンのダイエットに効果的な効能、美容に効果的な栄養素について紹介したいと思います。
疲労を防ぐための糖質摂取に最適!
マンゴスチンには16.1gもの糖質が含まれています。マンゴスチンなどのフルーツは消化・吸収が早いため脂質よりも早くエネルギー源になるので運動による疲労を防ぐのにとても効果的です。
アメリカスポーツ医学会によると「疲労を防ぐために、1時間当たり30~60gの糖分摂取が好ましい」とされています。マンゴスチンにはこの糖質の他に、糖質をエネルギーとして利用するためのビタミンB群も含まれています。
マンゴスチンには糖質やその代謝を促すビタミンB群を含んでいるため、疲労回復や皮膚の粘膜の健康を維持する効果が期待できます。
むくみが解消できる
私たちの身体には体内に余計な塩分があるとそれを薄めようとして水分を溜め込む性質があります。この溜め込まれた水分が体のめぐりを悪くさせ、代謝の低下やむくみを引き起こす原因となっています。
マンゴスチンには「カリウム」が多く含まれています。このカリウムには塩分の排出を促す効果があり、意識的に「カリウム」の含まれた食品を摂ることによって、塩分をスムーズに排出することができます。
ダイエット・美肌効果がある
マンゴスチンには、コラーゲンの生成を促すビタミンCや、がんや老化防止効果のあるキサントンなど美肌効果のある栄養素が多く含まれています。
マンゴスチンのポリフェノールであるキサントンには、非常に高い抗酸化作用があり、ウイルスや細菌などから身体を守り免疫力を高める効果があります。
また肌の衰えや老化の原因である活性酸素を除去しがん予防やアンチエイジングなどの効果も期待することができます。
ほかにも、脂質やコレステロールを体外に排出する効果もあるため、悪玉コレステロールの低下や肥満、生活習慣病の予防にも役立ちます。
マンゴスチンの皮は乾燥させることでお茶になる!
マンゴスチンの皮には、眼精疲労の回復、予防、視力の向上といった目の機能を高める効果のあるアントシアニンが豊富に含まれています。
また内臓脂肪の蓄積を予防する効果や、体脂肪を燃焼する効能もあり肥満を予防する働きも期待することができます。
このようにマンゴスチンの皮にはダイエットに有効な成分が多く含まれていますが、いかんせん果肉と違い固くて食べることができません。
そんな時はマンゴスチンの皮を乾燥させてお茶にして飲むことをおススメします。
お茶にすることで、ダイエットや目に効果的な栄養素を余すところなく効率的に摂取することができます。
マンゴスチンはダイエット・美容に効果的
今回はマンゴスチンの味やダイエット効果について紹介しました。
マンゴスチンは果物の女王と称されており、女王と呼ばれるだけあり、食物繊維や葉酸などが豊富に含まれているので、腸の働きを整え、ダイエットや美容効果も期待することができます。
食生活にマンゴスチンを加え、効果的なダイエットライフをおくりましょう!