高カロリーな豚肉は太る?ダイエット中は低カロリーのものを選びがち!
そのため、ダイエット中、お肉を食べるなら「鶏肉」それも「鶏ささみ」を積極的に選択している方も多いのではないでしょうか。
確かに、「鶏むね肉」や「鶏ささみ」は、高タンパク、低糖質、低脂質の三拍子がそろった筋トレやダイエットをしている方におすすめの食材です。
しかし、最近になって豚肉もダイエットに効果的と注目されています。
今回は、豚肉(ここでは豚ロース)を食べることによる「太る可能性」や「ダイエット効果」「糖質やカロリー」について紹介したいと思います。
豚肉は太る?カロリーや糖質はどのくらい?
豚肉(豚ロース)のカロリーは100gあたり263キロカロリーと100g換算してみると全食品の中では高めのカロリー、肉類では標準的なカロリーとなっています。
それもそのはず、豚肉のカロリーは脂身の多い肉ほど高くなります。
しかし、豚肉(豚ロース)は栄養成分が高タンパクですが脂質が高く、豚ばら肉より低脂肪で、ダイエットに役立つ下記の成分が豊富に含まれています。
- 新陳代謝を促進させる効果のある「ビタミンB群」
- 脂肪を燃焼する効果の高い栄養素である「L-カルニチン」
- 脂肪の代謝を促す「コエンザイムQ10」
- 体内の余分な塩分を排出する効果のある「カリウム」
そのため、豚肉(肩ロース)を食べ過ぎることにより太る可能性はありますが、豚肉にはダイエットに効果的な栄養素が豊富に含まれているため、適切な分量を守って摂取することで脂肪燃焼効果を高めることができます。
豚肉(豚ロース)100g当たりの主要成分表
エネルギー | 263kcal | ナトリウム | 42mg |
タンパク質 | 19.3g | カリウム | 310mg |
脂質 | 19.2g | カルシウム | 4mg |
炭水化物 | 0.2g | マグネシウム | 22mg |
糖質 | 0.2g | リン | 180mg |
ビタミンA | 6μg | 鉄 | 0.3mg |
ビタミンD | 0.1μg | 亜鉛 | 1.6mg |
ビタミンE | 0.3mg | 銅 | 0.05mg |
ビタミンK | 3μg | マンガン | 0.01mg |
ビタミンB1 | 0.69mg | ヨウ素 | 1μg |
ビタミンB2 | 0.15mg | セレン | 21μg |
ナイアシン | 7.3mg | クロム | 3μg |
ビタミンB6 | 0.32mg | 食塩相当量 | 0.1g |
ビタミンB12 | 0.3μg | ビオチン | 3.7μg |
葉酸 | 1μg | ビタミンC | 1mg |
パントテン酸 | 0.98mg |
豚肉(豚ロース)100g当たりの糖質は?
豚肉(肩ロース)100gあたりの平均糖質量は0.2g、全食品の平均糖質量は18.5gなので、豚肉(肩ロース)の糖質は全食品の平均と比較して低い水準となっています。
豚肉は太る?ダイエットに効果的かどうかを検証してみた!
摂取カロリーや脂質は少々高めなため食べ過ぎると太る原因ともなりうる豚肉(肩ロース)ですが、豚肉(肩ロース)にはダイエットに効果的な様々な栄養素が含まれています。
ここでは豚肉(肩ロース)が本当にダイエットに効果的なのかどうかについて検証したいと思います。
L-カルニチンが脂肪燃焼効果を高めてくれる!
豚肉(肩ロース)には、脂肪燃焼効果を高めるダイエット成分である「L-カルニチン」が鶏肉の約2倍含まれています。
L-カルニチンには、筋肉内の脂肪燃焼や体脂肪の減少(脂質の代謝)効果があり、100人の肥満者にL-カルニチンを投与したところ体重が減少したという臨床データもある栄養素です。
他にも、L-カルニチンが少ない状態で有酸素運動をしても脂肪は燃焼しにくくなることから、脂肪の燃焼効率を上げるためにもL-カルニチンの含まれる豚肉(肩ロース)の摂取はとても効果的であると言わざるおえません。
新陳代謝を促進させる効果がある
豚肉(肩ロース)には新陳代謝を促進させる効果のあるビタミンB群が含まれています。
このビタミンB1には糖質の代謝、ビタミンB2には脂質の代謝を促す効果があり、摂取した糖質や脂質を効果的に代謝することで、エネルギーとして発散し、身体に脂肪がつくの防いでくれます。
またビタミンB群には疲労の回復やストレスを和らげる効果もあります。
新陳代謝を促進させる効果がある
豚肉(肩ロース)には脂肪を燃焼しやすくする栄養素のコエンザイムQ10が含まれています。筋トレや有酸素運動を行う際、効果的に脂肪を燃やすことができます。
豚肉(肩ロース)を食べる際の注意点!
様々な栄養素を含み、ダイエットに有効な成分も豊富!ダイエットの強い味方である豚肉(肩ロース)ですが、実は一点だけ注意点があります。
豚ロースは豚肉の中でも脂肪の少ない部位ではありますが、脂身を食べすぎてしまうと当然のことながら太ることになりかねません。
豚肉(肩ロース)を食べる際には、L-カルニチンの多く含まれている赤身を中心に節度をもって食べるようにしましょう。
豚肉(肩ロース)ダイエット中は糖質を減らす食べ方をすると痩せる!
ダイエットを効果的に行うには、豚肉(肩ロース)をただ食べるだけでなくダイエット中、余分な糖質をとらないことで脂肪の蓄積を抑えることができます。
例えば、豚肉をメインに野菜を多く摂取するなど工夫をしながら豚肉(肩ロース)を摂取するようにしましょう。
「豚肉と野菜の炒め物」や「豚肉と野菜の温野菜」、「豚肉と野菜のお鍋」などがダイエットにおすすめです
豚肉(肩ロース)はダイエットに効果的
今回は豚肉(肩ロース)のダイエット効果について紹介しました。
豚肉(豚ロース)は栄養成分が高タンパクですが脂質が高く、豚ばら肉より低脂肪で、新陳代謝を促進させる効果のある「ビタミンB群」、脂肪を燃焼する効果の高い栄養素である「L-カルニチン」、脂肪の代謝を促す「コエンザイムQ10」、体内の余分な塩分を排出する効果のある「カリウム」などの成分が豊富に含まれています。
食生活に豚肉(肩ロース)を加え、効果的なダイエットライフをおくりましょう!